はじめての雇用保険料編

雇用保険料の端数処理はどうなるのですか?

ちょっと気になっているのですが、 私の給料から引かれている雇用保険料を計算する際に出る端数はどうなっているんでしょうか?計算の結果、 1円未満の端数が出ることもあると思うのですが・・・?

給与から引かれる雇用保険料はどうやって計算されているのですか?でお伝えした通り、毎月の給与から控除される雇用保険料は、 次の計算式によって計算されています。

雇用保険料の被保険者負担分=給与総額×被保険者負担率

この被保険者負担率は、建設業・農林水産業・清酒製造業の場合は、9/ 1000、それ以外の業種の会社の場合は、8/ 1000ですから、給与総額によっては、おっしゃる通り、1円未満の端数が出ることもあります。

ではこの端数はどのように処理されるのでしょうか?

法律に定められた正しい取り扱いはちょっとムツカシイですが、以下の通りです。

被保険者負担分の端数が50銭以下の場合は切り捨てし、 50銭1厘以上の場合は切り上げして1円とする。

・・・単純に四捨五入ではありませんので、ちょっと分かりづらいですね。

実際に雇用保険料の端数処理をしてみましょう!


あなたの今月の給与総額は、318,957円だったとしましょう。

お勤めの会社の業種は、販売業で、建設業・農林水産業・清酒製造業以外ということになりますので、雇用保険の被保険者負担率は、 8/1000です。

 あなたの今月の雇用保険料の被保険者負担分
=318,957円×8÷1000
=2,551.656円

1円未満の端数は、65銭6厘となり、50銭1厘以上ですから、 1円に切り上げます。

すると、最終的な端数処理後のあなたの今月の雇用保険料の被保険者負担分の金額は・・・

2,552円

ということになります。


あれ?私の雇用保険料の端数処理は、そうなっていないぞ、と思われた方。

ちょっとご注意です。

実は、上記の端数処理のやり方は、あくまでも原則で、すべての会社がこのやり方で端数処理をしているわけではないからです。

と言いますのは、円未満の端数については、会社と従業員の間で、「こういう風に処理しましょうよ」 とあらかじめ慣例的な約束があれば、 そのやり方で処理することができるということになっているのです。

従って、円未満の端数を切り捨てる、四捨五入とする等の特約を採用している会社も少なくないです。

どうしても気になるようでしたら、会社の給与計算担当者さんに、確認してみてください!

2006年06月02日 01:02